

手に取ると鼻をくすぐる、香ばしい匂い。確かな歯応えとともに豊かな米の味わいが口一杯に……。
越谷せんべいのルーツは、江戸時代初期より農家で作られていた家庭用のやき米。のちに、良質な越谷米と野田のしょう油を用いた手焼きのせんべいが奥州街道の名物となりました。
江戸末期創業の老舗「松葉屋」では、素朴な味わいの堅焼きせんべいが人気。天候任せの天日干しや手焼きなど、今も創業当時と変わらぬ手法が守られています。生しょう油で仕上げた、噛むほどに染み入る味わいを堪能してください。




江戸末期より八代続く老舗「松葉屋」の手焼きせんべい。しょう油味(大・小)、七味の2種類をご用意しています。

問い合わせ
越谷市せんべい組合(代表 松葉屋)
TEL 048-976-5931
越谷市大沢4-9-1
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「なぜ越谷市で鴨?」
実は、徳川家康も鴨猟を楽しんだ市の北には宮内庁の埼玉鴨場が。明治41年(1908年)設立以来、皇族方、政府高官が賓客を招いて鴨猟を開催しているそう。高貴な方々の舌をも喜ばす鴨料理とは……?
そこで訪れたのが市内にあるそば・うどんの名店「禅味 京や」。こちらでは国産の合鴨を中心とした「鴨焼き」「鴨鍋」、そして「鴨そば・うどん」がいただけます。鴨鍋は新鮮な鴨ならではのコクと柔らかさと、風味の詰まった歯応えのあるうどんの組み合わせ。旨みが染みた味わいは、まさに“出会いもの”カモしれません!




手打ちならではの太さを選べるそば・うどんです。鴨料理は鍋を含め通年食べられます。

問い合わせ
禅味 京や
TEL 048-976-4482
越谷市野島330 |
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花田苑

能楽堂 |
江戸時代の名主、大成町の宇田家の長屋門を原寸大で復刻。中には日本庭園(池泉回遊式)が広がり、四季折々の花々や景色を楽しむことができます。また併せて訪ねたいのが隣接した能楽堂。天然の木曾檜を使用した見事な能舞台では、能を楽しむことができます。
住所/ |
越谷市花田6-6-2 |
電話/ |
048-962-6999(花田苑)048-964-8700(能楽堂) |
交通/ |
電車:東武伊勢崎線 越谷駅東口から総合公園または吉川団地行バス市立病院前徒歩10分 |
開園時間/ |
花田苑:9時〜17時、能楽堂:9時〜21時 |
定休日/ |
花田苑:年末年始、能楽堂:水曜・年末年始 |
入園料/ |
花田苑:100円(茶室は別途要料金)、能楽堂:無料 |


3,000平方メートルもの大きなバードケージを擁する「キャンベルタウン野鳥の森」。オーストラリア・キャンベルタウン市と越谷市の姉妹都市提携10周年を記念し、平成7年(1995年)9月に開園。オーストラリアの野鳥26種、ワラビーを飼育しています。ユーカリの木をはじめ、ボトルブラッシュやミモザの木など、オーストラリアの珍しい植物の四季折々の変化も見所のひとつです。
住所/ |
越谷市大字大吉272-1 |
電話/ |
048-979-0100 |
交通/ |
電車:東武伊勢崎線 北越谷駅東口からバス小田急弥栄団地入口徒歩5分 |
開園時間/ |
9時〜16時 定休日/月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始 |
入園料/ |
大人100円、子ども(小・中学生)30円 |


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埼玉県の南東部に位置する越谷市。元荒川などの一級河川をはじめとする豊富な河川用水を擁し、古くから“水郷こしがや”と呼ばれています。
またここは、日光街道の江戸から数えて3番目にあたる宿場越谷宿であったため、多くの寺社や史跡が残されているのも特徴。歴史的な景観を愉しみながら、しみじみと旅情にひたる……。そんな贅沢な時間が過ごせそうです。
この街の味覚の代表的な存在は、その豊かな土壌が育んだ「慈姑(くわい)」。そのほかにも、伝統の技を大切に受け継いだ味や人々の優しさが生きた美味しさの数々が目白押しです。

越谷市
市役所所在地
〒343-8501
埼玉県越谷市越ヶ谷4-2-1
TEL 048-964-2111


越谷市商工会


総面積 60.31平方キロメートル
総人口 313,474人 |