

入間市で黒豚が本格的に飼われだしたのは、戦後まもなくのこと。一時は経済効率を優先して白豚が増え、黒豚は風前の灯火になったこともあったといいます。それでも篤い志を持った養豚家によってその優良な種は今に受け継がれ、7ヵ所の養豚場で大切に育てられています。
入間の黒豚は品種として優れていることはもちろんですが、その飼育方法にもこだわりがあります。麦類を主食にし、それに配合するタンパク質の量を季節によって変化させ、良質な脂を作るのです。また一般的な豚よりも1ヶ月も余計に時間をかけて、少ない頭数でていねいに育てることも特徴。旨味の詰まった豚肉がこうして生まれます。




限られた精肉店でのみ取り扱い中。まさに地域限定の旨さです。

問い合わせ
いるま黒豚振興会
TEL 04-2936-4405
入間市南峯1055-1 |



この地域では昔から、慶事、仏事にかかわらず、人が集まるときには必ず手打ちうどんが出されたといいます。
「大勢でにぎやかに食べるのが楽しいんだよ。昔は各家庭でうどんを打っていたから味にそれぞれ個性があって、食べくらべる楽しみもあったね。」
とは、市内で手打ちうどん店を営むご主人のお話。
戦後しばらく、市内では小麦の栽培がさかんでした。そのためうどんは農家の日常的な食事だったのです。現在は栽培農家が減ったため地元産の小麦粉は使えなくなりました。しかし舌の肥えたこの地のうどん職人は、「粉そのものに味がある」国産の小麦粉にこだわり、今も昔の味を守り続けています。




市内に50店舗ほどあるうどん・そば店で食べられます。詳しくはお問い合わせください。

問い合わせ
入間市観光協会(入間市役所商工観光課内)
TEL 04-2964-4889
入間市豊岡1-16-1

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加治丘陵のハイキングコースにある市内を一望する展望台。眼下に茶畑、遠くには富士山や奥多摩、秩父の山並みを望むことができます。その名の通り、季節には桜が咲き乱れ、市民の花見の名所として親しまれています。元旦には初日の出を拝む催しも行われます。
電話/ |
04-2964-1111(入間市役所都市計画課) |
交通/ |
電車:西武池袋線 仏子駅から2.8km |
見学自由 |


入間市の自然、歴史、文化を体系的に学ぶことができる施設。なかでも常設展示室「茶の世界」は、中国をはじめとする世界の茶の文化を紹介する貴重なスペース。お茶のことを知るなら、まず訪れたい場所です。また広い敷地内には、茶室や日本庭園、レストランなどがあります。
所在地/ |
入間市大字二本木100 |
電話/ |
04-2934-7711 |
交通/ |
電車:西武池袋線 入間市駅下車バスで15分 |
開館時間/ |
9時〜17時 |
休館日/ |
月曜、休日の翌日、年末年始、毎月第4火曜日 |
観覧料/ |
大人200円 |


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入間の歴史をたどると、旧石器時代にまで遡ります。西武蔵野遺跡からは石器が多数出土。平安時代には東金子窯跡群で焼かれた瓦が武蔵国分寺に奉献されたといいます。そんな入間市が誇るごちそうといえば狭山茶。鎌倉時代からの歴史をもつ狭山茶は江戸時代にここ入間で茶葉として発展したとか。
そして現在は、市の全面積の実に約9分の1が茶畑なのです。茶の豊かな味わいを育てるのは、肥沃な表土と地下の関東ローム層の水はけのよい砂壌土質。
緑茶の成分は、頭とカラダの働きを高め、イキイキとした若さを保つとか。入間市の発展の秘訣、なんだかこのへんにありそうです。

入間市
市役所所在地
〒358-8511
埼玉県入間市豊岡1-16-1
TEL 04-2964-1111


入間市商工会


総面積 44.74平方キロメートル
総人口 148,727人 |