

しゃくし菜は、白い柄に丸みを帯びた葉の形状が杓子に似ていることが名の由来で、正式名称は雪白体菜(せっぱくたいさい)といいます。江戸末期から明治の初期に中国からもたらされ、この地方の冷涼な気候に合ったことから盛んに栽培されるようになりました。
塩漬けで適度に発酵させると出来あがるのが、この「しゃくし菜漬」。しゃきしゃきとした歯ごたえとほのかな酸味が口の中に広がり、ご飯のお供に最高です。戦前、海苔が貴重だったころは、山仕事へ行く木こりはしゃくし菜漬の葉をおにぎりに巻いてお弁当にしたのだそうです。ちょっと試したくなるレシピですね。




町内の農協直売所やスーパー、お土産店などで取り扱っています。詳しくはお問い合わせください。

問い合わせ
小鹿野町役場産業観光課
TEL 0494-79-1100
秩父郡小鹿野町両神薄2906

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出されたドンブリのふたを開けると、そこにはわらじのように2枚の大きなカツが存在感たっぷりに鎮座しています。余計な飾り気は一切ありません。まずは一枚のカツを、裏返したドンブリのふたにのせてから食べるのが流儀。さっそくカツを頬ばると、ころもに染みた漬けダレと豚肉の旨味が口の中全体に「じわー」っと広がるではありませんか。思わず、「旨いっ!」と声に出してしまうのは「わらじカツ丼」初体験のお客さん。でもお店では毎日見られる光景です。この地で考案されたこのメニュー、うんちくを語る必要はなさそうです。




町内に十数軒のお店があります。いずれも漬けダレの味に個性があり、食べくらべるのも一興です。

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小鹿野町役場産業観光課
TEL 0494-79-1100
秩父郡小鹿野町両神薄2906

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その起源は200年以上さかのぼる江戸時代中期、江戸で歌舞伎の修業を積んだ初代坂東彦五郎が帰郷し、地域の若者に伝承したことにはじまる小鹿野歌舞伎。現在では、昭和46年(1971年)にはじまった郷土芸能祭や、町内の常設舞台、掛け舞台、祭り屋台で、年7回定期的に上演。県の無形民俗文化財に指定されています。
電話/ |
0494-79-1100(小鹿野町役場産業観光課) |


クアハウスは温泉療養システムとしてドイツで生まれました。小鹿野町にある「クアパレスおがの」もその一つ。神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺などに効能のあるナトリウム・炭酸水素鉱泉です。食事処、休憩所などもあるので一日ゆっくりできます。
所在地/ |
秩父郡小鹿野町般若359-1 |
電話/ |
0494-75-1123(クアパレスおがの) |
交通/ |
電車:西武秩父線 西武秩父駅から西武観光バス小鹿野車庫行 三島下車徒歩15分 |
営業時間/ |
10時〜21時(木曜定休) |
料金/ |
大人3時間800円、小人400円 |


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小鹿野町は霊峰両神山に抱かれた山間の緑豊かな町。清流にはイワナやヤマメなどの渓流魚が泳ぎ、林間にはコノハズクなどの野鳥のさえずりがこだまします。町営の温泉も湯煙を上げ、自然を楽しむハイカーや釣り人にとって絶好の環境です。
そして自然とともにこの町を彩るのが郷土芸能やにぎやかな祭り。年7回にわたって演じられる小鹿野歌舞伎や、華やかな笠鉾が曳き廻される小鹿神社の春祭り。春と秋には獅子舞も見られます。
冷涼な水と気候を活かした農業も盛ん。名産はこんにゃくをはじめ、インゲン、きゅうり、なすなどなど。いずれも清流に育まれたみずみずしい味わいをお楽しみに!

小鹿野町
町役場所在地
〒368-0192
埼玉県秩父郡小鹿野町小鹿野89
TEL 0494-75-1221


西秩父商工会


総面積 171.45平方キロメートル
総人口 14,740人
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