

その誉れ高き名水を使ったおいしい地酒を見つけました。その一つが『氏邦』。ネーミングは荒川に切り立つ断崖上にあった鉢形城の城主・北條氏に由来。大吟醸ならではのスッキリした品の良さが印象的。小田原攻めの際、秀吉の5万の大軍に敢然と立ち向かった氏邦のような潔い味わいです。
一方、「今日はなんだか、いっぱい飲みたい?」と思ったら純米酒『彩乃玉淀』を。米の甘みを感じるやさしい味わいで、飲み飽きない柔らかさが心地いい。ついつい杯が進んでしまいます(いい酒は悪酔いをしないのでご安心を)。
もちろん流行の焼酎だってちゃんとあります。『琥珀の響』は透き通るような清涼感が魅力。清らかさの中にほのかに伝わる繊細な甘味を味わうなら、肴には白身魚の造りや野菜の炊き合わせなど淡白な料理がお勧めです。
これらの酒を手がけるのは、寄居で唯一の酒蔵・藤崎そう兵衛商店。創業以来277年と、徳川吉宗の時代で享保13年(1728年)から続く由緒正しき老舗です。
悠久の歴史と貴重な水のコラボレーションが絞り出す珠玉の一滴。まさに寄居の魅力に“酔いしれる”銘酒です。




紹介したお酒の仕込みには、風布川の水“日本水”を使っています。『日本名水百選』に選ばれた水を使ったお酒を是非、味わってください。また掲載している焼酎、『琥珀の響』のラベルは『玉淀水天宮祭』仕様のものです。ほかにも『寄居北條まつり』などの催しの際には、ラベルをその仕様に貼り替えます。

問い合わせ
寄居町観光協会
TEL 048-581-3012
大里郡寄居町大字寄居1133-24
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※お酒は20歳から! |

 

釜伏山、釜山神社へ向う昇り坂車道脇に、日本水の水汲み場があります。ここをさらに上った地点の入り口から源泉に通ずる山道が整備。「百畳敷岩」と呼ばれる垂直に切り立った巨岩のすき間から、源泉がしっかりと湧出し静かに流れ落ちています。
所在地/ |
大里郡寄居町大字風布 |
電話/ |
048-581-2121(寄居町役場商工観光課) |
交通/ |
電車:JR八高線・秩父鉄道・東武東上線 寄居駅から車で30分 |


戦国時代、豊臣秀吉の小田原攻めの5万の兵相手に1ヶ月の戦いの末、落城。その跡地に整備されたのがこの公園。毎年4月第2日曜日には、北條軍と豊臣軍の攻防戦や、武者行列など戦国時代を再現した「北條まつり」が開催されます。鉢形城歴史館では国指定史跡・鉢形城の歴史を中心に、地域の文化や歴史を学習・体験できます。
所在地/ |
大里郡寄居町大字鉢形2496 |
電話/ |
048-586-0315 |
交通/ |
電車:JR八高線・秩父鉄道・東武東上線 寄居駅下車 徒歩15分 |
料金/ |
一般200円、高校・大学生100円(鉢形城歴史館) |
開館時間/ |
9時30分〜16時30分(入館は16時まで) |
休館日/ |
月曜、祝日の翌日、年末年始 |


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昔から鎌倉街道・秩父街道を往還する要衝として発展してきた寄居。現在も多数の路線が乗り入れる秩父路の玄関口としての役割を担っています。
町の中央には豊富な水をたたえた荒川が流れ、その一帯は天然の名勝地「玉淀」。ここから下流の河畔に祀られているのが、水神様で名高い水天宮様です。毎年8月第1土曜日に開催される『玉淀水天宮祭』では、約5千発が彩る花火大会を実施。舟山車との競演は“関東一の水祭”と呼ばれるほどの荘厳さです。
寄居の名産風布・小林みかんは10月〜12月に収穫のピークを迎え、ちょっぴり酸味あるかわいらしいみかん。そして、忘れてはいけないのが、“日本水(やまとみず)”を使った地酒です。

寄居町
町役場所在地
〒369-1292
埼玉県大里郡寄居町大字寄居1180-1
TEL 048-581-2121


寄居町商工会


総面積 64.17平方キロメートル
総人口 37,611人 |