ごちそう埼玉 TOPに戻る
北部
地区別インデックス 中央 西部 東部 北部 秩父 埼玉ごちそうツアー

























































































































































わたしと埼玉、味なはなし:清水 章吾

清水 章吾
ゆったりとした埼玉は、気持ちをリッチにしてくれます

埼玉の自然環境で妻の喘息もすっかり良くなりました


「昔は原宿に住んでいましたが、妻が喘息持ちなので、自然環境の良い埼玉に移り住みました。」

東京の六本木出身でありながら、埼玉県で暮らし始めて25年の清水章吾さん。最初は緑の多い所沢に、それから旧妻沼町、そして現在は、本庄市児玉町にお住まいです。埼玉県北部の環境は、すばらしいようで今では、奥様の喘息もすっかり回復したとか。

「18年前、妻沼で暮らしはじめた頃から妻の喘息が良くなってきました。妻沼に移った決め手は、自然環境はもちろん、有名な聖天山(神社)の存在も大きな理由。画家である妻が昔描いた絵に、聖天山にそっくりなマークが偶然出てきていたんですね。何か運命的なものを感じましたよ。そういうこともあり、妻も私も妻沼を大変気に入ったんです。下見に行ったその日に妻沼で暮らすことを即決しましたね。」


緑豊かな環境で食事をすることが気持ちいい

妻沼の名物と言えば、大きな大きないなり寿司。清水さんもこのいなり寿司がお気に入りです。

「お役所の外部ブレーンのような仕事もしていたのですが、集会やイベントの時などは、必ずこのいなりが出てきましたね。甘くて食べ応えがあり、とてもおいしい。妻沼の人たちの生活に密着している素朴な郷土料理です。」

妻沼で出会ったおいしいいなり寿司に続いて、昨年(平成17年)から暮らしている児玉では、名物の「児玉そば」を出すお気に入りの食事どころができたそう。

「その店は昔ながらの石臼で粉を挽く本格的なそば屋です。お店の中は各部屋が離れのようなつくりをしていて、窓からは日本庭園や近隣の山々の豊かな自然が眺められます。店員さんも皆温厚でとても上品。なにもかもが“ゆったり”しています。こういう雰囲気は、この店だけに留まりません。また、本庄早稲田駅付近の森の中にある喫茶店へふらっとコーヒーを飲みに入る。とても気持ちがいいんです。市内のどの店に入っても店員さんがガツガツしていない。その雰囲気が市全体にまで及んでいるような気さえしますね。」

清水さんにとって埼玉の“うまいもん”とは、素材や料理それぞれの魅力はもちろんのこと、自然な環境の中で食べることに意味があり、それはご自身の暮らしのテーマでもあると言います。

「東京にはたくさんの店があり、さまざまな物があふれています。それは便利で一見、埼玉よりも豊かに見えます。でも埼玉にはたくさんの緑やきれいな空気があり、そこには“ゆったり”とした時間が流れています。リッチなものはお金さえあれば買えますが、“リッチな気持ち”はお金では買えません。埼玉にはそれがある。東京もそれなりにいいところはありますが、それでも埼玉の豊かさは本当に魅力的ですね。」



清水 章吾

しみず・しょうご。1943年生まれ。東京都港区出身。日本大学農獣医学部中退。18歳で、劇団「新派」に入団後、花柳章太郎氏の弟子を経て芸能界デビュー。映画・テレビドラマ・CMなどで幅広く活躍中。昨今ではチワワの“クゥーちゃん”との共演でお馴じみの某社CMが話題に。30代から所沢市で暮らしはじめ、現在は本庄市児玉在住。奥様は洋画家で、長女の響美さんはタレントとして活躍中。


COPYRIGHT SAITAMA MUNICIPAL DEVELOPMENT CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED. 財団法人 埼玉県市町村振興協会