

蔵造りの建物の合間にちらほら目にするうなぎ専門店。江戸時代は牛や豚などの獣肉類を食すことが禁じられていたため、海のない川越藩の人々は入間川や荒川の魚をタンパク源としていました。現在でも市内には、うなぎ料理店が数多くあります。特に、醤油醸造に適した気候とあって、醤油ダレの蒲焼は一番人気。小江戸の職人気質な料理人たちが完成させた秘伝のタレの効果で、人気は正に"うなぎのぼり"となりました。
塗りのお重をかぱっと開けると、照りがまぶしいうなぎのお出まし。あ〜、もう肉なんていらない!と叫んでしまいそうなおいしさです。




市内に点在するうなぎ専門店。それぞれのタレにこだわり、伝統の味を守り続けています。

問い合わせ
川越市観光案内所
TEL 049-222-5556
川越市脇田町24-9

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江戸時代には養寿院の門前町として栄え、明治の初めから江戸っ子好みの気取らない駄菓子を製造し売り始めた「菓子屋横丁」。
駄菓子といっても内容は奥深いもの。大きなガラス瓶に手をつっこんで1つずつ買う飴玉・煎餅。食べ歩き専科のまんじゅう、アイスなどが所狭しと並びます。子どもたちは初めての光景にきょろきょろ、大人は懐かしい雰囲気にあれこれ物色。何から食べるか悩むのも、楽しみの一つです。




ニッキ飴の香りが懐かしい横丁。

問い合わせ
川越市観光案内所
TEL 049-222-5556
川越市脇田町24-9

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伊佐沼に隣接した、フィールドアスレチック(冒険の森)が子どもに人気の公園です。ジャブジャブ池、広場、野外音楽堂などがあり、楽しみ方は色々。なかでも釣りが盛んです。沼の西岸には桜並木の歩道が整備されており、春は花見の名所となっています。
所在地/ |
川越市大字伊佐沼字沼田町584 |
電話/ |
049-224-8811(川越市役所まちづくり部公園整備課) |
交通/ |
電車:JR埼京線または東武東上線 川越駅から国道16号線を大宮方面に進み、「伊佐沼」信号を左すぐ |
園内自由 |


もとは天長7年(830年)、慈覚大師円仁により創建された星野山無量寿寺。川越の大火の後に再建。江戸城内の「徳川家光誕生の間」が書院、「春日局化粧の間」が客殿として移築されました。今でも、川越大師として親しまれており、参詣の足が途絶えません。
所在地/ |
川越市小仙波町1-20-1 |
交通/ |
電車:JR埼京線または東武東上線 川越駅、西武新宿線 本川越駅下車徒歩15分 |
参拝時間/ |
8時50分〜16時45分(冬期は16時15分まで)、客殿等拝観時間/9時〜16時30分 |
定休日/ |
無休(客殿・書院は12月25日〜1月8日、2月2日〜4日、4月2日〜6日、8月16日拝観休み) |
料金/ |
境内無料(客殿等拝観料400円) |


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川越は室町時代、太田道灌らによって造られた川越城の城下町として栄え、江戸時代、松平信綱・斉典の頃には、17万石を超える華やかな街となりました。
川越と言えば、蔵造りの街並みが有名ですが、これはそもそも明治26年(1893年)に起こった「川越の大火」がキッカケ。商家の蔵だけが焼け残ったことから、以後川越では防火対策としてすすんで蔵を建てるようになったのだそうです。
舟運文化と農工に支えられたこの街の食は、古くから豊かでした。地の利がいいことから江戸の台所的役割を担い、良い腕を持つ職人もたくさん育ちました。それらはすべて、今に受け継がれている川越の財産。豊かな小江戸の心意気を、どうぞ舌で感じてください。

川越市
市役所所在地
〒350-8601
埼玉県川越市元町1-3-1
TEL 049-224-8811


川越商工会議所


総面積 109.16平方キロメートル
総人口 328,330人 |