

鴻巣市にある「鴻(コウ)神社」には「こうのとり伝説」という言い伝えが残っています。そのこうのとりをイメージして作られたのが「こうのとりうどん」。他のうどんよりも麺が白く、しなやかな喉ごしが特徴です。
このうどんを作っている鷲屋製麺は、安政年間創業の老舗。鷲屋独特の製法で生み出されるうどんは、同店の工場で毎日作られます。「うどん作りでいちばん難しいのは小麦粉の調合」と話してくれた6代目のご主人。
こうのとりうどんの場合、茹で時間は比較的早め。茹であがりはつるっとやわらかく仕上がるよう、粉を調合しているそうです。




こうのとりうどんの鷲屋製麺は安政年間創業の老舗。良質の小麦と独特の製法で手延風うどんを製造しています。

問い合わせ
(株)鷲屋製麺
TEL 048-541-0318
鴻巣市人形2-1-70
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プーンと香ばしい香りが漂う「おおとり」の店内。奥には工場があり、そこでは100種類以上ものせんべいが作られています。精米も自分たちの手で、というのが同店のこだわり。そこまでするのはせんべいがシンプルな食べ物だから。素材の良し悪しでひと味もふた味も違う出来となってしまうのです。稀に見る巨大サイズの「鬼焼き大判」は同店自慢の一品です。




創業の大正初期より、精米から袋詰めまで一貫して作っている「本手焼おおとり」。100種類以上ものせんべいすべてを精米から手がけるというこだわりのお店です。

問い合わせ
本手焼おおとり
TEL 048-541-0373
鴻巣市人形2-1-63 |
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勝願寺の歴史は、もともと鎌倉時代に良忠という僧が登戸(鴻巣市)の地に堂宇を建立したことに始まると言われています。現在の堂宇は明治・大正期に再建されたもので、明治24年(1891年)には本堂、同43年(1910年)に鐘楼、大正9年(1920年)に仁王門が再建されました。歴史ある建築物をたくさん目にすることができます。
所在地/ |
鴻巣市本町8-2-31 |
電話/ |
048-542-1169(鴻巣市観光協会) |
交通/ |
電車:JR高崎線 鴻巣駅下車徒歩5分 |
見学自由 |


鴻神社は、氷川社、熊野社、竹之森雷電社をはじめ、多くの神々をまつる鴻巣総鎮守。社殿の脇にそびえる大イチョウの下、四季折々祭りが行われます。なかでも「こうのとり伝説」が再現される「おおとりまつり」は市最大のお祭り。旧中山道商店街を中心にパレードや民謡流しが行われます。
所在地/ |
鴻巣市本宮町1-9 |
電話/ |
048-542-7293(鴻神社) |
交通/ |
電車:JR高崎線 鴻巣駅下車徒歩8分 |
見学自由 |


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3月3日の桃の節句に欠かせないものといえば、「雛人形」。その雛人形づくりに370余年もの伝統をもち、江戸時代には関東三大雛市の一つに数えられていた鴻巣市。この地に人形づくりが伝えられたのは天正年間と言われています。現代のように、お内裏様とお雛様が対になった雛人形が作られるようになったのは江戸時代中期から。それが「鴻巣びな」として知られるようになったのです。でも、鴻巣は人形だけではありません。全国屈指の花の鉢物産地としても知られているのです。「人形と花のまち」、そんな優しい和み漂う鴻巣生まれの食べ物たちは私たちに心のゆとりと口福を与えてくれるはずです。

鴻巣市
市役所所在地
〒365-8601
埼玉県鴻巣市中央1-1
TEL 048-541-1321


鴻巣市商工会


吹上商工会


川里商工会


総面積 67.49平方キロメートル
総人口 118,816人 |