

毛呂山町内でも、山の南斜面にある桂木地区は、北風が当たらない恰好のゆずの産地。ほとんどが実生栽培の「桂木ゆず」は市場にまではなかなか出回らないほどの確かな品質です。
そのゆずを、皮も実もまるごと使ったジャムは毛呂山の冬の味。原料はシンプルに、ゆず、水、砂糖のみ。ゆずが鈴なりに実る11月中旬から1月いっぱいまで作られます。
薄切りの皮と果汁を煮込んだ、つやつやのジュレのようなジャムは自然の宝石。渋みのないほろ苦さが、大人の朝食・ティータイムを演出してくれることうけあいです。




パンにぬったり、ヨーグルトに入れたり食べ方は色々。薄切りでトロトロのゼリー状のため、ゆず茶にもおすすめです。

問い合わせ
毛呂山町役場経済課農林係
TEL 049-295-2112
入間郡毛呂山町大字岩井1291 |
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うどんの“風味”の決め手は喉ごしや香り。言い換えれば小麦の風味です。その小麦にプラスされ、ゆずが香る「ゆずうどん」。
一見、邪道な黄色いうどんには、生ゆずの皮部分が練りこまれています。しかも黄色く色付いたゆずでないと独特の香りと風味が出ないため本来は期間限定でしたが、老舗製麺店が保存法を見つけました。すすれば抜群の食感と共に口に舞い込むゆずの香り。ゆずの里、毛呂山町のこだわりが形になりました。




特許申請済みの、全国で唯一のゆず入り麺製品製造元。本店内では生麺を食べることができます。

問い合わせ
(有)柚子の郷製麺おたか
TEL 049-294-7511
入間郡毛呂山町大字滝ノ入624-1
(月曜定休) |
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山間にひっそりと水をたたえている姿から、「乙女の湖」と呼ばれている鎌北湖。もともと農業用貯水池でしたが、現在は湖として親しまれています。ここでは春は桜、秋は紅葉を楽しみながらボートをこぐのが流儀。静かな湖畔では釣りなどもでき、ハイカーが絶えない場所でもあります。
所在地/ |
入間郡毛呂山町大字大谷木 |
電話/ |
049-295-2112(毛呂町観光協会) |
交通/ |
電車:JR八高線 毛呂駅下車徒歩60分、車の場合は駐車場有り |


毎年11月3日に「流鏑馬」が行われる神社。源頼義・義家が奥州平定の戦勝の返礼として奉納したといわれる流鏑馬が、古式の完全な形で伝えられており、県の指定無形民俗文化財です。本殿は県内最古の神社建築(一間社流造)で国の重要文化財、と由緒ある神社です。
所在地/ |
入間郡毛呂山町大字岩井2915 |
電話/ |
049-295-2112 |
交通/ |
電車:JR八高線 毛呂駅下車徒歩5分または東武越生線 東毛呂駅下車徒歩7分 |


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走る馬の上から矢を放ち的を射る「流鏑馬」。平安時代後期から900有余年続くこの祭、埼玉県内で現在も毎年行われているのは毛呂山町だけとなりました。
流鏑馬が行われる出雲伊波比神社がどっしりと構える臥龍山は、もともと秩父山地の先端だった部分が切り離されてできたといわれる地形。毛呂山町は、ちょうど関東平野と秩父山地の間の山裾の町です。
山とせせらぎ、秀麗な湖が育んできた文化。その中で生活する町の人たちは、自然との上手な付き合い方を知っています。四季とともに表情を変える自然を、毛呂山町らしくアレンジした味は、自然と調和したおいしさに仕上がっています。

毛呂山町
町役場所在地
〒350-0493
埼玉県入間郡毛呂山町大字岩井1291
TEL 049-295-2112

毛呂山町商工会


総面積 34.03平方キロメートル
総人口 36,561人 |