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秩父
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わたしと埼玉、味なはなし:林家 たい平

林家 たい平
“秩父”とかけて“ホルモン焼き”ととく、その心は…!?

落語会の若手ホープとして多くのファンから絶大な人気を誇る林家たい平氏。日本テレビで毎週日曜日に放送されている「笑点」で「秩父出身の林家たい平で〜す。」という、こん平師匠譲りのパワフルな声に聞き覚えがある、という人も多いはず。氏は大学入学までの18年間を秩父で過ごしていました。「秩父と祭を愛する」と自らのホームページで断言するたい平氏おすすめの秩父名物とはいったい…!?


故郷に帰ってきた実感が心の底から湧いてくる!


「秩父には仕事で半年に1、2回は帰ります。秩父に帰ったときに一番食べたくなるのは、何といってもホルモン焼き!

煙だらけになりながらホルモン焼きを食べていると、故郷に帰ってきた〜っていう実感が心の底から湧いてくるんです。」

昔からホルモン焼きは秩父地方で親しまれてきた味。秩父には精肉場があるため、新鮮な肉が手に入りやすく、さらに豚肉の消費が多いことでも有名なのです。たい平氏が子どもの頃は数軒しかなかったホルモン焼き屋も、今では100軒以上になったといいます。

シロ、ハツ、カシラ、小袋、ガツ、軟骨、レバーといろいろな種類がある豚の内臓。中でも、たい平氏が好きなのはシロと小袋。

「シロはくちゃくちゃといつまでも噛み切れない感じがいいんです。噛めば噛むほど旨味が出てくる。そして、小袋はプリッとしたあの歯切れの良さが何ともいえません!」


秩父夜祭のときに食べるホルモン焼きは格別!

ところで秩父といえば、日本三大曳山祭のひとつ「秩父夜祭」が有名ですが、お祭好きのたい平氏ももちろん大いに盛りあがるそう。このお祭は、冬の夜空を彩る花火が華を添え、この時ばかりは秩父市内が多くの人でにぎわいます。

「祭自体も好きですけど、祭の休憩時に町内のみんなで食べるホルモン焼きが大好き!興奮気味な祭の雰囲気の中で、みんなで酒を飲みながら食べるホルモン焼きは格別なんです。」

氏の熱弁から、ホルモン焼きが地元の人々にとっていかに大切なふるさとの味かということが伝わってきます。

「不思議なことに、ホルモン焼きを食べると、親の働いていた姿や祭の思い出、隣に住んでいたおじさんのことなど、昔の思い出が鮮明に甦ってくるんです。」

秩父の新鮮なホルモン焼きがたい平氏の血となり肉となって、今の粋な噺家「林家たい平」を作ってくれたんでしょうね。



林家 たい平

はやしや・たいへい。秩父市出身。噺家。林家伝統のサービス精神あふれる芸風を師匠の林家こん平氏から受け継ぎ、「たい平ワールド」と呼ばれる楽しさ満点の高座で高い評価を得ている。NHKの新人賞を始め若手落語家の賞を総ナメにした。真打昇進後も「たい平落語」のさらなる飛躍をめざし、年6回行う自らの独演会を中心に全国での落語会を行っている。また、日本テレビで放送中の「笑点」の他、数多くのテレビ、ラジオ番組に出演中。


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